キダチチョウセンアサガオ

学名:Brugmansia  

キダチチョウセンアサガオ(木立朝鮮朝顔)[別名:エンジェルトランペット、ブルグマンシア] ナス科キダチチョウセンアサガオ属

樹高は2-4m。熱帯アメリカ原産で、観賞用に植栽される常緑の低木~中低木。樹皮は灰緑色で、円形の皮目が多くある。葉は互生し、葉身は長さ10-20cmの卵形~長楕円形。葉柄は長さ2-8cm。花は葉腋に、大きな花が1個垂れ下がって付く。花冠は長さ20-35cmの漏斗状で、先はトランペット状に開く。萼は長さ約8cmの筒形で、浅く5裂する。花には芳香がある。
花期は7-11月。
果実は蒴果。長さ約10cmの紡錘形で、稜がある。

※ 名は、草本のチョウセンアサガオ(朝鮮朝顔)があり、それが木のようになるものであることから。チョウセンアサガオ(朝鮮朝顔)は、江戸時代に薬用として渡来したのでチョウセン(朝鮮)で、花がアサガオ(朝顔)に似ていることから。
 過去、キダチチョウセンアサガオ属(Brugmansia)もチョウセンアサガオ属(Datura)に含まれていたため、ダチュラと呼ばれることもある。
 有毒植物、神経性毒のスコポラミン(ヒヨスチン)、ヒヨスチアミンなどを含む。

 [栽培される小種]
  ブルグマンシア・スアウォレンス:Brugmansia suaveolens 和名:キダチチョウセンアサガオ
                  花は淡黄色から淡紅色と変化し、萼の先端は4-5浅裂し、白色もある。
  ブルグマンシア・キャンディダ :Brugmansia x candida 和名:コダチチョウセンアサガオ
                  花は白色または黄色が多く、萼の先端は2-3深裂して角ばらない。
  ブルグマンシア・アルボレア  :Brugmansia arborea 和名:ピンクダチュラ  
  ブルグマンシア・サングイネア :Brugmansia sanguinea 和名:ベニバナチョウセンアサガオ
  他に、ブルグマンシア・アウレア(B. aurea)、ブルグマンシア・ウェルシコロル(B. versicolor)などがある。  


主写真撮影日:2015-09-21   撮影地:神奈川県三浦市
撮影者:MOMO