オートムギ

学名:Avena sativa  

オートムギ(オート麦)[別名:エンバク、オーツムギ] イネ科カラスムギ属

地中海沿岸から、チグリス川とユーフラテス川流域、中央アジアが原産で、穀物・馬やペット動物の飼料・緑肥などとして栽培される1年草。

丈は60-150cm。止葉の上の節間が長い。葉は線形で、幅1-1.5cm、葉耳を欠く。穂長は20-25cm程度で、穂型は一般的には散穂型であるが、片穂型の品種もある。1個の小穂は2個の苞頴を有し、小花1-4を包む。穀粒は頴に強くはさまれており容易に外れないものが一般的であるが、東アジアで栽培されるものは頴が外れやすいものが主流。
花期は、4-6月。
果実(頴果)は籾付き状態で長さ約10mm。

※ 精白粉砕してオートミールに、粉にしてビスケットなどに、またウィスキー原料にも使用される。
 カラスムギの栽培種であることから、マカラスムギ(真烏麦)とも呼ばれる。


主写真撮影日:2015-04-26   撮影地:神奈川県三浦市 (植栽)
撮影者:MOMO