ラッパスイセン

学名:Narcissus pseudonarcissus  

ラッパスイセン(喇叭水仙) ヒガンバナ科スイセン属

西ヨーロッパのスペイン、ポルトガルからドイツ・イギリスが原産で、観賞用に植栽される鱗茎(球根)を持つ多年草。

丈は20-30cm。球根は卵形、長さ3-5cm、幅2-3cm、外皮は淡褐色。葉は3-4個付き、葉身は扁平、長さ20-45cm、幅5-12mm、粉白色を帯びる。花序は1個の花を付け、長さ25-50cm、苞は淡褐色、紙質。花は芳香がある。花被は淡黄色、幅5-7cm。花被の筒部は1.5-2cm、基部で急に細くなる。分離した花被片の部分は直立して、広がり、淡黄色、しばしば捩じれ、倒披針形、長さ2.5-3.5cm、幅1-1.5cm、先は鋭形。副花冠は黄色、筒状、長さ30-35mm、幅15-25mm、先はフレアー状に広がり、皺がある。雄蕊は単列、副花冠の中間まで突き出る。花柱は葯を越えて2-5mm突き出る。花柄は長さ5-10mm。
花期は3-4月。

※ イギリス王立園芸協会(Royal Horticultural Society)の分類では、Division1(Trumpet daffodils)に属し、副花冠の長さが花弁と同じか、それ以上のものを指す。花の色や形が異なる多数の園芸品種がある。


主写真撮影日:2013-03-17   撮影地:東京都八王子市 (植栽)
撮影者:MOMO