ヒメヨツバムグラ

学名:Galium gracilens  

ヒメヨツバムグラ(姫四葉葎)[別名:コバノヨツバムグラ] アカネ科ヤエムグラ属

本州・四国・九州の、日照の良い芝生・草地や土手などに生育する多年草。

丈は20-40cm。茎は断面が4角形、直立または斜上する。葉はヨツバムグラと同様に、4個が輪生し、長さは4-12mm、幅1.5-2.5mm、先が尖り、縁と葉裏に毛がある。花柄がやや長く、長さ2-2.5mm、花が疎らに付く。花は径約1.2mm、花冠は4深裂、淡緑色。雄蕊4個。花冠の下に半球2個を付けた2室の子房がある。子房の表面にはこぶ状の突起がある。
花期は5ー7月。
果実は分果で、鈎状に曲がった短い突起状の毛がある。

※ 名は、 ヨツバムグラに似ているが葉が細くて小型であることから。
 [近縁種]
  ヨツバムグラ:葉幅が広く、花柄が短く、花が密集して付く。
  ヤマムグラ :4個の葉の大きさが不揃いであり、特に1対の葉が小さい。花冠に白毛がある。


主写真撮影日:2014-05-11   撮影地:東京都八王子市 高尾山
撮影者:MOMO