学名:Rhamnaceae  

クロウメモドキ科

バラ目に属する双子葉植物。木本で、蔓性のものも多い。葉は単葉で托葉があり、托葉や枝に由来する刺を持つ属が多い。花は放射相称で、萼、花弁および雄蕊は5個(一部は4個)ある。花弁は緑色、黄色、白色などで小さく目立たないものが多いが、Ceanothus 属などは淡紅色や青色の花が密集して総状花序をなし、観賞用に栽培される。子房上位(一部下位)で胚珠は2-3個。果実は核果が多いが、翼状の堅果で風で飛ぶもの(ハマナツメ属など)もある。果実の核などの化石が始新世から多く見つかっている。
全地球的には、熱帯・亜熱帯に多く、約50属、870-900種。
日本には、11属25種が自生する。