コガネバナ

学名:Scutellaria baicalensis   

コガネバナ(黄金花)[別名:コガネヤナギ] シソ科タツナミソウ属

ロシアの極東地方からモンゴル・中国北部・朝鮮半島にかけての原産で、漢方の薬草として栽培される多年草。

丈は30-50cm。茎の下部は横に這い、上部は直立する。葉は、対生で柄がなく、長さ3-5cm、幅0.5-1cmの披針形で先が尖り、全縁。夏に枝端に多数の紫色の唇形花を付け、総状花序をとなる。
花期は7-8月。
花が終わると萼は長くなって口を閉じ、中の果実が成熟すると上唇が脱落し、4個の分果が現れる。

※ 名からは、黄金色の花を連想するが実際には紫色の小花が咲く。黄金は根の断面が鮮やかな黄色をしているため。ただし個体によって、樺色や褐色のものもある。
 生薬名は黄岑(おうごん)、各種の漢方処方に配合して広く用いられる。


主写真撮影日:2016-09-10   撮影地:群馬県高崎市 染料植物園 (植栽)
撮影者:MOMO