ノゲイトウ

学名:Celosia argentea  

ノゲイトウ(野鶏頭) ヒユ科ケイトウ属

原産地はアジア・アフリカ・アメリカの熱帯地方で、本州西部・四国・九州・沖縄の道端や空地・河原・草地などで帰化、観賞用に栽培される園芸種もある1年草。

丈は30-100cm。茎は直立し、よく分枝する。葉は互生し、披針形~卵状披針形、先が尖り、基部は楔形。花序は先が桃色、咲き終わった花序の下部は銀色になる。花被片は1脈があり5個、長さ約9mm、果時にも残る。小苞は花被片の半長。雄蕊5個、葯は淡紅色。雌蕊1個。
花期は7-10月
果実は幅約3mmの胞果、10個前後の種子が入り、熟すと帽子が取れるように横に裂開する。種子は扁平、長さ1.3-1.5mm、光沢のある円形、黒色。

※ 名は、品種改良の原種であることから、”野の鶏頭”との意味と推定される。
 野生種のほか、園芸種の花壇からの逸出もある。


主写真撮影日:2016-09-10   撮影地:群馬県高崎市 (植栽)
撮影者:MOMO