ブライダルベール

学名:Gibasis pellucida  

ブライダルベール(Bridal veil) ツユクサ科ギバシス属

メキシコ原産で、観賞用に栽培される多年草。民家近くで野生化したものも見られる。

丈は20-30cm。茎は紫色を帯び、傾伏する。葉は2列。葉身は披針状長楕円形、長さ4.5-7cm、幅1.4-2.3cm。花序は頂生及び枝先の葉腋に腋生する。対の集散花序の複合花序で、有柄。集散花序の柄は長さ1.7-2.5cm、小苞は重なる。萼片は舟形、竜骨があり、長さ2.5-3mm、無毛。花弁は3個で白色長さ約4mm、類円形。雄蕊は6個。花糸は基部に長毛があり、花糸の中間にも短毛が環状に付く。雌蕊は1個、柱頭は球形。
花期は5-9月。
果実は蒴果で卵形、長さ2.5mm。種子は淡褐色、長さ約1mm、皺がある。

※ 名は小さな白花を群がりつけた草姿が、結婚式で新婦の顔をおおうレースを連想させることから。
 吊り鉢仕立てで流通することが多い。
 葉に黄色の縦縞が入る園芸品種の‘バリエガタ’(Gibasis pellucida ‘Variegata’)もある。


主写真撮影日:2016-09-10   撮影地:群馬県高崎市 (植栽)
撮影者:MOMO