学名:Ocimum basilicum
メボウキ(目箒)[別名:バジリコ、スイートバジル] シソ科メボウキ属熱帯アジア原産の、ハーブとして栽培される多年草。日本では1年草として扱われる。
丈は30-80cm。葉は光沢があり、波状の欠刻のある卵状披針形で,強烈な香りがする。夏には茎の先にシソに似た花穂を立て,紫白色の6輪の小花を輪生して咲き上がる。
花期は7-10月。
果実は4分果。
※ 名は、種子を目に入れると水分でゼリー状の物質が浸出し、目のごみを取り去ることができることから。
日本には最初、種子が漢方薬として輸入された経緯がある。
バジリコはイタリア語で、バジルは英語で、同じものを示す。イタリア料理には広く使われる。
葉は、花が咲くと堅くなるため、長期間収穫する目的で、蕾が付くと開花前に摘み取ることが多い。
[近縁の主な栽培種]
シナモンバジル :Ocimum basilicum 'Cinnamon' メキシコで作られた栽培種。
葉と茎にシナモンに似たスパイシーな香りがある。
葉は緑色で、萼や花軸は紫色を帯びる。
ダークオパールバジル :Ocimum basilicum 'Dark Opal' アメリカ産の栽培種。
葉の色は濃い赤紫色。花も赤紫で下唇弁は白色。
パープルラッフルズバジル:Ocimum basilicum 'Purple Ruffles' アメリカ産の栽培種。
葉は深い赤紫色でフリルがありダークオパールバジルより大きめ。
ブッシュバジル :Ocimum minimum
スイートバジルの変種。葉も花も小さく丸く茂る。
主写真撮影日:2016-09-09 撮影地:神奈川県相模原市南区 (植栽)
撮影者:MOMO