学名:Tulipa gesneriana
チューリップ(Tulip)[別名:ウッコンソウ] ユリ科チューリップ属地中海沿岸の原産のチューリップ属(約150種)のうちの、トゥーリパ・ゲスネリアーナをもとに品種改良された、観賞用に栽培される多年草。
地下に茶色い薄皮で覆われた有皮鱗茎(球根)があり、筒状に重なった葉の中心部分から花茎を伸ばして、その先端に漏斗形や鐘形で上向きや横向きの花を付ける。花は両性花で、雌雄異熟により自家受粉を防ぐ。1000種以上が栽培され、開花期の早生、中生、晩生そして原種の4つに大別され、さらに来歴、花形と草姿などによって15系統に分類されている。花形には一重咲き、八重咲き、ユリ咲き、フリンジ咲き、パーロット咲きなどがある。
花期は4-5月。
果実は蒴果。(園芸では翌年開花させる栄養を鱗茎に蓄えさせるために、花後には切除する。)
※ 日本への渡来は、江戸時代末期、本格的に生産が始まったのは1919年(大正8年)新潟県の新津市小合地区(当時は小合村)とされる。
種子から育てると、花の咲く株になるまで5-6年を要するため、流通は球根(鱗茎)で行われる。
主写真撮影日:2012-04-15 撮影地:東京都立川市 昭和記念公園
撮影者:MOMO