ハタザオギキョウ

学名:Campanula rapunculoides  

ハタザオギキョウ(旗竿桔梗)[別名:カンパヌラ・ラプンクロイデス] キキョウ科ホタルブクロ属

ヨーロッパ原産で、観賞用に植栽される多年草。関東以北の各地で野生化も見られる。

丈は50-80cm。走出茎を伸ばして横に広がる。葉は互生し、長さ5-9cmの長卵形で、先端は尖り、縁に鋸歯がありやや波打つ。茎頂に長い花穂を伸ばし、藤色で先端が5裂した鐘形の花を下向きに多数付ける。緑色の萼片は5枚で軽く反る。先の方で5裂する花冠の内側には白い毛が目立つ。雌蕊は1個、長く突き出す花柱は薄紫色、柱頭は白で開花後しばらくすると3裂して反り返る。雄蕊は5個。雄性先熟にため、蕾の中で雌蕊を取り囲む葯から花粉が放出される。
花期は5-7月。
果実は蒴果。

※ 名は、直立した茎にキキョウに似た花が付くことから。


主写真撮影日:2012-06-11   撮影地:神奈川県相模原市南区 (植栽)
撮影者:MOMO