学名:Lilium
ユリ(百合) ユリ科ユリ属ユリは北半球の亜熱帯~亜寒帯におよそ96種が分布する球根植物で、日本にはその中の15種が自生する。観賞用に栽培される品種は、英国王立協会の分類で、交配によって作出された品種8系統に原種およびその変種を加えて9系統としている。
[Division1]アジアティック・ハイブリッド
アジア原産で主にオレンジ色系の花を咲かせるエゾスカシユリ・オニユリ・ヒメユリなどが元となった系統。
花はカップ状で上向きに咲き、芳香はあっても弱い。
[Division2]マルタゴン・ハイブリッド
マルタゴン・リリーとタケシマユリを掛け合わせて作られた系統。
花びらが反り返る中輪の花が下向きに多数咲いて、シャンデリアのような姿になる。
[Division3]キャンディダム・ハイブリッド
マドンナ・リリーを中心として、ヨーロッパ原産種(マルタゴン・リリー除く)を掛け合わせた系統。
[Division4]アメリカン・ハイブリッド
北アメリカ原産種を元とした系統。
花は大輪で下向きに咲き、花びらは大きく反り返り丸い形になる。
[Division5]ロンギフローラム・ハイブリッド
テッポウユリとタカサゴユリを掛け合わせて改良された系統。
[Division6]トランペット・オーレリアン・ハイブリッド
最初の品種がフランスのオーレリアン地方で作られたので、この名前があり、リーガル・リリーやキカノコユリ、アジア産のテッポウユリ系が元となっている系統。
花姿は筒状から大きく開くものまで、品種によって様々。
[Division7]オリエンタル・ハイブリッド
日本に自生するヤマユリやササユリ、カノコユリを中心として改良された系統。
芳香を放つ大輪の花や筒状の花を付ける。
[Division8]その他の交配種
1~7に属なさいものや、異なる系統の品種同士を掛け合わせたものもある。
代表的なもは、LAハイブリッド、LOハイブリッド、OTハイブリッドなど。
[Division9]原種とそれらの変種
野生種(原種)や、それらの変種。
※ 学名は、Division9を除き、属名に当たるLiliumまでで小種名はなく、Lilium 'Casa Blanca'のように、'で囲んだ園芸品種名で表される。
主写真撮影日:2018-06-08 撮影地:川崎市多摩区 川崎市緑化センター (植栽)
撮影者:MOMO