マルバアメリカアサガオ

学名:Ipomoea hederacea var. integriuscula  

マルバアメリカアサガオ(丸葉亜米利加朝顔) ヒルガオ科サツマイモ属

熱帯アメリカ原産で、江戸時代に観賞用として、また戦後の輸入食料に混じって渡来し、北海道・本州・四国・九州・沖縄の、道端や畑に生育する蔓性の1年草。

全体に毛が多く、長さ3mほどになる。葉は心形で、両面とも有毛。花冠や萼は母種と変わらず、花は径約3cmと小型で、紫色~淡青色または白色。萼は線形に5深裂し、すぐ下の花柄の途中にやや多肉の苞葉が1対ある。萼には淡褐色の長毛が密生し、裂片が長く、先端部分では樋状に丸まり、果実が大きくなると反り返る。
花期は8-10月。
果実は扁球形。種子は長さ4-5㎜、表面に細毛がある。

※ 名は、アメリカアサガオの変種で、葉に切れ込みがないことから。
  [近縁種]
   マルバアサガオ:花が大きく、葉が厚く、萼裂片の先が細く伸びるが、丸まらない。


主写真撮影日:2012-10-25   撮影地:東京都町田市
撮影者:MOMO