ムラサキウンラン

学名:Linaria bipartita  

ムラサキウンラン(紫海蘭)[別名:リナリア、ヒメキンギョソウ] オオバコ科ウンラン属

北アフリカ・ポルトガル原産で、観賞用に栽培される1年草。花壇から逸出して野生化もしている。

丈は30-60cm。花を付けない茎は横に広がり、花を付ける茎は直立する。葉は互生し、線形で、長さ3-6cm、幅3-9mm。先は尖り、毛はない。花は茎の先に総状花序となり、多数の花をつける。花冠は仮面上の唇形、紫色で長さ2-2.5cm。下唇は黄色でビロード状の毛が密生し、花冠基部に長さ約1cmの距がある。
花期は5-7月。

※ リナリアは属名で、この種の他、Linaria purpureaもリナリアと呼ばれる。
 また、Ylistでは、ヒメキンギョソウの学名が Linaria purpureaとなっている。
 Linaria purpureaは多年草で、丈が1mを超すものが多い。


主写真撮影日:2008-03-20   撮影地:福岡県福岡市 能古島
撮影者:MOMO