マツモトセンノウ

学名:Lychnis sieboldii  

マツモトセンノウ(松本仙翁) ナデシコ科センノウ属

九州の阿蘇地方の、 山地の草原に生育する多年草。

丈は30-80cm。茎は叢生し、下向きの毛がある。葉は対生し、無柄で毛を散生する。茎葉は暗赤紫色を帯びる。花は茎頂や葉腋に付き、径約4cm、花弁は深紅色で5個、先端が2浅裂し、さらに不規則な歯牙がある。萼は円筒形で、上部に長い軟毛がある。
花期は6-8月。
果実は、蒴果。

※ 名は、長野県松本に分布していたから、松本幸四郎の定紋「四つ花菱」に似ているからなど諸説ある。
 江戸時代から、よく庭園に植栽されていた。
 属は、Wikipediaによりセンノウ属としたが、YListおよびThe Plant Listではマンテマ属(Silene)とされている。今後、属が変わる可能性がある。


主写真撮影日:2014-06-15   撮影地:神奈川県箱根町 箱根湿生花園 (植栽)
撮影者:MOMO