ハナショウブ

学名:Iris ensata var. ensata  

ハナショウブ(花菖蒲) アヤメ科アヤメ属

ノハナショウブから改良された園芸品種で、観賞用に栽培される多年草。

丈は50-120cm。葉は、2列に互生し、6-7枚で、長さ0.6-1m、剣状。葉の中央脈が両側に稜をなして浮き出る。花茎は高さ0.7-1.2mで、茎頂に2-3花を付けるが、下方で1、2本分枝して花をつける品種もある。花色は紫色を基本に白・桃色・紅色・青などがあり、絞りや覆輪の入るものもある。花被片のことを英(はなぶさ)と称し、外花被片3枚が大きいものを3英咲き、内花被片3枚も大きいものを6英咲きと言う。八重咲きの品種もある。花径は10-15cm。
花期は6-7月。
果実は3裂する蒴果。

※ ショウブ(菖蒲)は、葉の形は似るが、ショウブ科で花は目立たない黄緑色の肉穂花序。
アヤメ類の総称としてハナショウブをアヤメと呼ぶことも多い。


主写真撮影日:2014-06-10   撮影地:東京都町田市 忠生公園
撮影者:MOMO