タマノカンアオイ

学名:Asarum tamaense  

タマノカンアオイ(多摩の寒葵) ウマノスズクサ科カンアオイ属

関東地方西南部の丘陵の林内に生育する常緑多年草。

丈は10-20cm。短い茎は地上を這う。葉は、卵円形で長さ幅とも5-13cm、葉先は鈍三角形状で、表面には白っぽい雲状斑が目立つ。春に、地面に接するように、葉陰に径2cm、長さ1cm程の暗褐色の筒型の花を数個付ける。花筒は萼で筒状の裂片の先が波型に開く。特有の臭気がある。   
花期は3-4月。

※ 名は、関東地方西南部に特産するカンアオイであることから。
 準絶滅危惧種に指定。


主写真撮影日:2016-04-20   撮影地:東京都八王子市 長池公園
撮影者:MOMO