学名：Plagiomnium cuspidatum
ツボゴケ(坪苔) チョウチンゴケ科ツルチョウチンゴケ属北海道・本州の、山地の地上や岩上に群生するの蘚類。
茎は匍匐してランナーのように茎が伸びる。仮根は褐色。匍匐茎と直立茎の2形がある。葉は長さ2-3.5mmの卵形、先が尖る。葉縁には明瞭な舷があり、葉の上半部に鋭い歯がある。若い枝葉は全縁。葉の基部は茎に下垂して、翼となる。中肋は太く、葉先に達する。葉身細胞は長さ15-30μmの不規則な六角形、薄壁ときにやや厚壁。雌雄同株。蒴柄は長さ2-3cm、黄赤色。蒴は長卵形、垂れ下がる。
※ 名は、苔が胞子を飛ばす朔の形が小さな壺に似ていたことから。
[近縁種]
コツボゴケ：雌雄異種。やや小形で、葉身細胞の大きさがより均等。
主写真撮影日：2016-07-03 撮影地：神奈川県相模原市南区 相模原公園
撮影者：MOMO