スイセンノウ

学名:Lychnis coronaria  

スイセンノウ(酔仙翁)[別名:フランネルソウ] ナデシコ科センノウ属

南ヨーロッパ原産で、観賞用に植栽される多年草。

丈は40-80cm。茎は直立し、白毛が密生する。葉は対生し、長さ2-9cm、幅1.5-2.5cmの披針形~倒披針形~卵状披針形。花序は疎らな円錐花序。花は径2-3cm、花弁は5個、鮮やかな深紅紫色、まれに白色、ピンクもある。付属小鱗片は長さ1.5-2.5mmの狭披针形。雄蕊と雌蕊はは花から突き出ない。萼は長さ18-20mm、先が5裂し、萼歯は長さ4-7mm、白毛が密生する。
花期は7-10月。
蒴果は長さ約15mm、長楕円状卵形。種子は黒褐色、長さ約1mmの腎形。

※ 名は、花色からほろ酔いの仙人に例えたことから。また別名のフランネルソウは、白い綿毛からフランネル(織物の一種)を連想したもの。
 属は、Wikipediaによりセンノウ属としたが、YListおよびThe Plant Listではマンテマ属(Silene)とされている。今後、属が変わる可能性がある。


主写真撮影日:2016-05-18   撮影地:東京都町田市 (植栽)
撮影者:MOMO