ガンコウラン

学名:Empetrum nigrum var. japonicum  

ガンコウラン(岩高蘭) ツツジ科ガンコウラン属

北海道・中部地方以北の本州の、日照の良い高山の岩場や海岸近くに生育する常緑小低木。

樹高は10-20cm。茎が地面を這い、よく分枝して上部が斜上または直立し、葉が茎に密生してマット状になる。葉は互生し、革質で線形、長さ4-7mm、幅0.7-1mmになる。初夏,先端近くの葉腋に1個の花を付ける。雌雄異株。花は3枚の萼片と3枚の離生する花弁からなり、黒紫色。雄花は3本の雄蕊のみ,雌花は1個の雌蕊のみからなる。雄花の花弁の長さは約2.5mm、花糸の長さ約7.5mm、雌花の花弁の長さは約2mm。
花期は5-6月。
果実は果実は球形、径6-10mmの核果で、9月ごろ紫黒色に熟す。

※ 名の由来は不詳。
 果実は甘酸っぱい味で食べられ、ジャムや果実酒をつくる。 


主写真撮影日:2016-08-07   撮影地:長野県東御市 池の平湿原 (果実)
撮影者:MOMO