リンゴ

学名:Malus pumila  

リンゴ(林檎)[別名:セイヨウリンゴ] バラ科リンゴ属

ヨーロッパ東南部およびアジア西部原産で、果樹として栽培される落葉高木。

樹高は大きいものは10mを越える。樹皮は黒紫色から次第に灰褐色になる。新枝には軟毛が密生する。葉は互生。葉身は長さ6-13cmの楕円形~卵形で、縁には鈍い鋸歯がある。葉裏には短毛が密生する。普通、短枝の先に散形花序を出し、径3-4cmの白色または淡紅色の花を数個付ける。雄蕊は約20個、花柱は5個あり、基部は合着して腺毛が密生する。子房は5室。萼筒は鐘形。萼片は卵状三角形で先端は尖り、綿毛が密生する。花柄は綿毛が密生する。
花期は4-5月。
果実は、ナシ状果。径4-12cmの球形または扁球形で10-11月に熟す。

※ 明治時代初期に欧米からリンゴが導入される以前は、中国原産とされるワリンゴ(Malus pumila ver. dulcissima)を、リンゴと呼んで、食用にしていた。


主写真撮影日:2014-04-17   撮影地:東京都八王子市 小宮公園 (植栽)
撮影者:MOMO