キャベツ

学名:Brassica oleracea var. capitata  

キャベツ(Caboche)[別名:カンラン、タマナ] アブラナ科アブラナ属

ヨーロッパの地中海・大西洋の沿岸が原産の野菜として栽培される多年草。(野菜としては1年草扱い)

葉は質厚く大きく、密に重なって結球する。結球の中央部から2年目の春に、高さ60cm程の花茎(トウ)を伸ばし、淡黄色の十字形花を円錐花序に多数付ける。
花期は5-6月。

※ 原種は結球しない。古代よりイベリア人が利用していた原種がケルト人に伝わり、ヨーロッパ中に広まったとされる。当時は薬草としての利用。ローマ時代に改良が進み、茎はなくなり大型化。その後、9世紀頃に野菜としての栽培が広まった。現在日本で普及しているものは、12世紀から13世紀のイタリアで品種改良されたものが起源。
  洋食需要が限られた戦前にはそれほど普及しなかった。戦後、食糧増産と食の洋風化が相まって生産量は急激に増加し、、1980年代にはダイコンと並ぶ生産量となった。


主写真撮影日:2015-04-26   撮影地:神奈川県三浦市 (植栽)
撮影者:MOMO