キレンゲショウマ

学名:Kirengeshoma palmata  

キレンゲショウマ(黄蓮華升麻) アジサイ科キレンゲショウマ属

本州の紀伊半島・四国山地・九州山地の、ブナ林の中や湿った石灰岩地に生育する多年草。

丈は80-120cm。葉は対生、下部の葉には長い柄があるが,上部のものは殆ど無柄となる。葉身は長さ幅ともに10-20cmの円心形で、浅く掌状に分裂する。裂片は三角形で先が尖り、基部は心形になる。夏に茎の先に疎らな円錐状の集散花序を出し、黄色の花を付ける。雄蕊は15本、雌蕊は1本、子房は半下位。萼筒は半球形で、先には浅い三角形の5裂片がある。
花期は7-8月。
果実は蒴果。

※ 名は、キンポウゲ科のレンゲショウマに似ていて黄色の花を付けることから。実際は、蕾の形以外はレンゲショウマとは似ていない。
 準絶滅危惧種に指定されている。


主写真撮影日:2016-07-28   撮影地:東京都八王子市 高尾山野草園 (植栽)
撮影者:MOMO