シダレハナマキ

学名:Callistemon viminalis  

シダレハナマキ(枝垂れ花槇)[別名:シダレブラシノキ] フトモモ科ブラシノキ属

東オーストラリア原産で、観賞用に植栽される常緑低木。

樹高は2-3m。樹皮は縦に細長く剥離する。枝は垂れる。葉は緑色の堅い革質で、長さ5-7cm、幅3-4mmの広線形~披針形で、互生。1年枝の下部に濃赤の長さ6-10cmの穂状花序を付ける。ブラシの毛に見えるものは雄蕊。
花期は5-9月。
果実は萼筒に包まれた蒴果で、5年以上の長い間枝に付いたままになって、ずっと発芽能力も持ち続ける。

※ 名は、マキに似た形の葉で、目立つ花を付け、垂れる性質から。
 [近縁種]
  マキハブラシノキ :Callistemon citrinus 開花期が春から秋と長く、園芸品種が多い。
            花穂が桃赤色の‘モーブ・ミスト’、ピンクの‘パース・ピンク’、紫赤色の‘リラキヌス’、
            冬以外は順次開花する‘スプレンデンス’などがある。
  ブラシノキ    :Callistemon speciosus 5月に開花する。比較的寒さに強く庭植えに向く。
  シロバナブラシノキ:Callistemon salignus 開花期が春から秋と長く、花穂は基本は白色から緑を帯びた白色。
            赤色のほか、桃色、薄紫色を帯びたものもある。


主写真撮影日:2013-06-03   撮影地:東京都町田市 かしの木山自然公園 (植栽)
撮影者:MOMO