クロタネソウ

学名:Nigella damascena  

クロタネソウ(黒種草)[別名:ニゲラ] キンポウゲ科クロタネソウ属

南ヨーロッパ原産で、観賞用に栽培される一年草。

丈は40-100cm。葉は3-4回羽状に細裂し針形となる。茎は多数分枝し、1個の頭花を付ける。花径3-5cm、色は白・青・桃色などがある。花弁に見える部分は萼片で、本来の花弁は退化して蜜腺鱗片となり目立たない。花は糸状の総苞片に包まれる。
花期は4-7月。
果実は蒴果。熟すと大きく膨らみ、頂部が裂開して、多数の黒色の種子を出す。

※ 名は、黒色の多くの種ができることから。なお属名のNigellaも黒いという意味。
 日本には江戸時代に薬草として渡来。


主写真撮影日:2012-05-17   撮影地:神奈川県相模原市南区 (植栽)
撮影者:MOMO