ヒマラヤスギ

学名:Cedrus deodara  

ヒマラヤスギ(ひまらや杉)[別名:ヒマラヤシーダー] マツ科ヒマラヤスギ属

ヒマラヤ西部~アフガニスタン原産で、公園樹などとして植栽される常緑高木。

樹高は25m、幹径1mほどになる。自生地では50mに達するものもある。成長が早く、綺麗な円錐形の樹冠をつくる。樹皮は灰褐色。古くなると鱗片状に剥がれる。枝には長枝と短枝がある。若い枝にはやや密に毛がある。葉は長枝には螺旋状に付き、短枝には多数束生する。長さは」4cmほどの針状で銀緑色。雌雄同株。雄花も雌花も短枝に付く。雄花は長さ2-5cmの円筒形で、多数の雄蕊が螺旋状に付く。
花期は10-11月。
果実は球果で、長さ6-13cmの卵形で、先はやや尖る。翌年の秋から晩秋にかけて熟す。種鱗は幅5cmほどの扇形。種子は長さ1-1.5cmで、膜質の大きな翼がある。完熟すると種鱗は軸」から外れ、種子と一緒に落下する。

※ 名前にスギが付いているが、マツの仲間。ヒマラヤシーダーは英名から。


主写真撮影日:2012-10-11   撮影地:神奈川県相模原市南区 (植栽)
撮影者:MOMO