スモモ

学名:Prunus salicina  

スモモ(李、酸桃)[別名:ニホンスモモ] バラ科スモモ属

中国中部原産で、果樹として植栽される落葉小高木。山梨県や長野県で野生化も見られる。

樹高は7-8m。樹皮は紫褐色。葉は互生。葉身は長さ5-14cm、幅3-5cmの長楕円形~倒披針形。葉柄は長さ1-2cmで有毛。花は葉の展開前に開花する。花径は1.5-2cmで白色。花弁は5個。萼片は平開するが反り返らない(アンズは反り返る)。花柄は長さ約1.5cm。
花期は4-5月。
果実は核果。径約4-5cmの球形~広卵形で、表面は無毛。6-7月に熟す。

※ 名は、果実に酸味が強いことによる。
 乾燥プルーンに使われるセイヨウスモモ(属名のプラムで呼ばれることが多い)と区別するため、ニホンスモモとも呼ばれる。
 現在の栽培種は、江戸時代後期にアメリカに渡り、品種改良されて里帰りしたものが多い。


主写真撮影日:2016-03-21   撮影地:神奈川県鎌倉市 (植栽)
撮影者:MOMO