オニスゲ

学名:Carex dickinsii  

オニスゲ(鬼菅)[別名:ミクリスゲ] カヤツリグサ科スゲ属オニナルコ節

北海道・本州・四国・九州の、低地から低山の湿地に生育する多年草。

丈は20-50cm。根茎は細長く、匐枝を伸ばして湿地に群生する。葉は幅4-8mm。茎頂に小穂が3-4個、集まって付く。頂小穂は雄性、長い柄がある。雌小穂は太く、長さ約2cmの楕円形、果胞が膨らみ、くっつき合って隙間なく付き、ほとんど柄が無い。果胞は長さ9-10mm、下部が膨らみ、緩く果実を包み、先は長い嘴になり、口部に2歯がある。鱗片は短く、果胞の間から先が見える程度。果実は長さ2.5-3mmの倒卵形、明瞭な3稜があり、果胞に比べて小さく、頂部に長い曲がった紐状の嘴がつく。柱頭は3岐。

※ 名は、果胞が大きく、小穂がイガのようなとげとげした様子を鬼に見立てたことから。
  スゲ属のなかでは開花期は遅く、開花後には果胞が膨らんで目立つ。


主写真撮影日:2016-06-12   撮影地:神奈川県相模原市南区
撮影者:MOMO