ハゴロモジャスミン

学名:Jasminum polyanthum  

ハゴロモジャスミン(羽衣ジャスミン) モクセイ科ソケイ属

中国雲南省原産で、観賞用に植栽される常緑の蔓性木本。

蔓は、1-3mの長さにになる。葉は対生し奇数羽状複葉で小葉は5-9個、長さ2-3cmの卵状楕円形で葉先は尖り、縁は細鋸歯がある。長く伸びた新枝の先に径1.5-2.5cmの白色の花を咲かせ、1つの集散花序に30-40個の花を付ける。花弁は丁字形の筒状で上部が5裂し、蕾の時は淡赤紫色で開花すると白色に変わる。花冠の外側はしばしば淡紫桃色を帯びる。花には、強い芳香がある。
花期は4-5月。

※ 名は、群れるように咲く純白の花を羽衣にみたてたジャスミンの意。
  Ylistには、ハゴロモジャスミンの和名は無く、J. polyanthumはホシソケイの別名とされているが、ホシソケイは花弁の形状が異るため、ハゴロモジャスミンの名で登録した。
  ジャスミンと呼ばれる植物には、マダガスカル・ジャスミンとカロライナ・ジャスミンもあるが、この2種は全く異なる系統の植物。
   マダガスカル・ジャスミン:キョウチクトウ科アフリカシタキヅル属。5-6月頃、純白の筒状花を付ける。
   カロライナ・ジャスミン :ゴマノハグサ科フジウツギ属。3-4月に黄色の大型筒状花を多数付ける。


主写真撮影日:2016-05-05   撮影地:神奈川県相模原市南区 (植栽)
撮影者:MOMO