エゾネギ

学名:Allium schoenoprasum var. schoenoprasum  

エゾネギ(蝦夷葱)[別名:チャイブ、セイヨウアサツキ] ヒガンバナ科ネギ属

シベリア・ヨーロッパ原産で、北海道・本州の東北地方北部の、山野や海岸の草地などに生育する多年草。

花茎の丈は30-50cm。地下に長卵形の鱗茎がある。茎は円筒形。茎頂の散形花序に、淡紅紫色の花を多数密につける。花被片は6個あり、披針形~広披針形で、長さは14mm前後。先は鋭く尖る。雄蕊は6個で、花披片よりも短い。蕾の時、花序は紫色を帯びた膜質の苞に包まれる。葉は細い円筒形で、茎と同様中空。
花期は6-7月。
果実は蒴果になる。

※ 名は、北海道のネギの意。
 西洋料理では日本のネギのように使われる。
 [近縁種]
  アサツキ:分類学的にはエゾネギの変種になる在来種。北海道・本州・四国に生育。
       アサツキが夏になると休眠するが、チャイブは冬に地上部は枯れるが休眠はしない。
       エゾネギより、丈が低く鱗茎を持つ。       


主写真撮影日:2016-05-28   撮影地:長野県信濃町
撮影者:MOMO