サギスゲ

学名: Eriophorum gracile  

サギスゲ(鷺菅) カヤツリグサ科ワタスゲ属

北海道・中部地方以北の本州の、湿原に生育する多年草。

丈は20-50cm。地下茎が長く這う。葉は茎の基部に付き、短い針状の葉身があり、基部は鞘になる。茎頂に3-6個の小穂をつける。花柄は長さが一定でなく、0-3cm。小穂は長さ5-10mmの長楕円形。鱗片は淡灰黒色、鈍頭。
花期は5-7月。
果実は長さ3-3.5mmの倒披針状惰円形、黄褐色、花被が果時にも残り、長さ約2cmの綿毛状になる。

※ 名は、白い綿毛の小穂をサギに見立てたもの。
 [近縁種]
  ワタスゲ:小穂は1個だけ。葉が退化して葉鞘だけ。


主写真撮影日:2015-05-29   撮影地:新潟県妙高市 斑尾高原 沼の原湿原
撮影者:MOMO