アズマギク

学名:Erigeron thunbergii  

アズマギク(東菊) キク科ムカシヨモギ属

中部地方以北の本州の、山地や海岸の乾いた背の低い草地に生育する多年草。

丈は10-40cm。花の付かない茎の根生葉は長さ4-8cm、幅1-2cmの箆形で、ロゼット状に付き、先端は丸く、基部は次第に細くなり、縁に毛がありやや厚い。花茎に付く根生葉は長さ2-3cmで花の時期にも残る。茎葉は細く数も少ない。茎は高さ10-40cmとなり、全体に長い毛が密生する。初夏に、花茎の頂端に約径3cmの1個の頭状花を付ける。舌状花は細く淡紫色で、中心の黄色の筒状花の周りに多数付く。
花期は4-6月。
果実は痩果。長さ2mmほどで毛があり、冠毛は長さ約5mmで、赤味を帯びた褐色。

※ 名は、東国(関東地方以北)に生育するキクの意。


主写真撮影日:2016-05-29   撮影地:長野県飯山市 斑尾高原 希望湖
撮影者:MOMO