ミツガシワ

学名:Menyanthes trifoliata  

ミツガシワ(三槲) ミツガシワ科ミツガシワ属

本州・四国・九州の、高地の湿地や池沼の水辺や水中に生育するが、低地にも孤立的に生育する多年草。

根茎は太く長く、水中を横走し、根を泥の中におろす。3出複葉の葉柄の基部には鞘があり、小葉は楕円形で、質はやや厚く、鈍頭で無柄。葉より長い20-40cmの花柄を出し、先端に白色または淡紫色を帯びた花を総状に付ける。萼は5深裂。花冠は径1-1.5cm,5裂し,裂片内面に白毛を密生する。
花期は4-8月。
果実は蒴果で球形。種子は丸く、やや扁平で光沢があり、水に浮かぶ。

※ 名は、葉をカシワの葉に見立て、三葉のカシワの意。
 ミツガシワは、1属1種。


主写真撮影日:2016-05-28   撮影地:長野県長野市 戸隠森林植物園
撮影者:MOMO