サワオグルマ

学名: Tephroseris pierotii  

サワオグルマ(沢小車) キク科オカオグルマ属

本州・四国・九州・沖縄の、日照の良い湿地に生育する多年草。

丈は50-80cm。茎は直立し、中空で柔らかい。全体に疎らにくも毛がある。茎葉は長さ10-20cm、幅3-5cmの卵状披針形、基部は茎を抱き、先が尖る。根生葉は箆状披針形、長柄がある。頭花は径3-5cm、茎頂に散房状に多数付く。総苞は長さ7-8.5mm、幅10-14mmの鐘形。総苞片は20-22個、幅約1mm。舌状花は20-25個付き、筒状花は多数。
花期は4-6月。
果実は痩果、長さ2.5-3mmの円柱形、無毛。冠毛は長さ7-9mmで白色。

※ 名は、花の形を、牛車の車輪(オグルマ)のなぞらえ、沢に生育することから。
 [近縁種」
  オカオグルマ:やや乾いたところに生育し、くも毛が多い。痩果が有毛。


主写真撮影日:2016-05-29   撮影地:新潟県妙高市 斑尾高原沼の原湿原
撮影者:MOMO