イタチハギ

学名:Amorpha fruticosa  

イタチハギ(鼬萩)[別名:クロバナエンジュ] マメ科イタチハギ属

北アメリカ原産で、道端や荒地に生育する落葉低木。

高さ1-4m。葉は互生し、奇数羽状複葉、葉裏に腺点がある。小葉は長さ1-4cm、幅0.6-2cmの卵形~長楕円形。 茎の先に長さ6-20cmの穂状花序を多数付ける。花は無柄、紫褐色から次第に黒紫色になる。花は旗弁だけで、退化して他の花弁はない。雌蕊雄蕊とも花弁から突き出し、橙色の葯が目立つ。
花期は5-6月。
豆果は長さ約1cm、表面にイボ状の突起があり、1種子を入れ裂開しない。種子は長さ約5mm。

※ 名は、穂状花序がイタチの尾のような形であることから。
  戦後、法面緑化用に多く植栽された。
  繁殖力が旺盛なため、要注意外来生物に指定されている。


主写真撮影日:2016-05-22   撮影地:山梨県大月市
撮影者:MOMO