ウスバゼニゴケ

学名:Blasia pusilla  

ウスバゼニゴケ(薄葉銭苔) ウスバゼニゴケ科ウスバゼニゴケ属

北海道・本州・四国・九州の、湿った土手や崖などに群生する苔植物。

葉状体の中央部付近に藍藻類が共生してできる黒点を持つ。長さは1-3cm、幅3-5mmで、多少波状に縮れ浅く切れ込む。雌雄異株で雌苞膜は葉状体の先端につきポケット状、蒴は長柄上に付く。雄器は体の背面中央にそって沈生する。無性芽は2型あり、一つは球形で葉状体の先にできるとっくり状の容器中にでき、もう一つは星形で葉状体の背面にできる。

[近縁種]
  シャクシゴケ:シャクシゴケ属で、ウスバゼニゴケより大きく、葉状体の幅が1cm程で、その先に三日月形の無性芽器ができる。


主写真撮影日:2016-05-18   撮影地:東京都町田市 忠生公園
撮影者:MOMO