カニツリグサ

学名:Trisetum bifidum  

カニツリグサ(蟹釣草) イネ科カニツリグサ属

北海道・本州・四国・九州の、草地や道端などに生育する多年草。

丈は40-80cm。茎は直立して叢生し、無毛で柔らかい。葉も柔らかく、長さ10-20cm、幅3-5mmの線形、両面とも有毛。葉舌は膜状、長さ2.5mm。花序は長さ10-20cmの円錐状、淡黄褐色、光沢があり、先が垂れ下がる。小穂は長さ約7mm、小花は2-3個。包頴は緑色、第1包頴は小さく、第2包頴は大きい。護穎は淡黄褐色~やや紫褐色、縁は膜状、背面や縁に刺があり、先が2裂し、長さ6-10mmの芒を付ける。
花期は5-6月。
果実(頴果)は長さ約3mmの乳褐色、長楕円形。

※ 名は、子どもたちがこの花穂でサワガニ釣りをして遊んだことから。


主写真撮影日:2016-05-18   撮影地:東京都町田市 忠生公園
撮影者:MOMO