マツバウンラン

学名:Nuttallanthus canadensis  

マツバウンラン(松葉海蘭) オオバコ科マツバウンラン属

北アメリカ原産の帰化植物で、関東地方以西の本州・四国・九州で野草花している越年草。

丈は20-60cm。茎は基部で数本に分枝し、走出枝を出して広がる。茎葉は幅1-2mmの線形、下部のロゼット状の葉は楕円形の多肉質。花は青色~青紫色、まれに桃色の唇形花。花冠の長さは距を含めないで、8-10mm。下唇弁の基部に膨らんだ白色部分がある。距は長さ2-6mm。
花期は5-7月。
果実は幅約3mmの2分果。種子は長さ約0.4mm、平滑で炭のような黒色、不定な角棒形。

※ 名は在来種のウンランに比べ葉が細いことから。
 [近縁種]
  オオマツバウンラン:花が大きく、距が長い。また中央の白斑がない。種子にこぶのような突起がある。


主写真撮影日:2016-04-20   撮影地:東京都町田市
撮影者:MOMO