ジャゴケ

学名:Conocephalum conicum  

ジャゴケ(蛇苔) ジャゴケ科ジャゴケ属

北海道・本州・四国・九州・沖縄の、湿った岩や土上に生育する苔植物。

葉状体は灰緑色、表面に多角形の鱗を並べたような網状の模様があり、長さ3-15cm、幅1-2cm、独特の青臭い臭いがする。気室は1層、気室孔はアーチ形、同化糸がある。腹鱗片は2列に付き、三日月形、付属体は円形。雌雄異株。雌器托は葉状体の先端につき、6-10cmの長柄があり、柄の溝は1本。雌器床は円錐形、5-8裂し、包膜は裂片の下部に付く。偽花被は無い。雄器托も葉状体の先端に付き、無柄の円盤状。
胞子は直径70-90μmの球形、表面に大小2個の突起が密生し、褐色。

※ 名は、葉状体の表面が蛇の鱗に似ていることから。
 [近縁種]
  ヒメジャゴケ:葉状体の幅が2-3mmと狭く、無性芽が付き、胞子が惰円体。


主写真撮影日:2016-03-21   撮影地:神奈川県鎌倉市
撮影者:MOMO