ジンチョウゲ

学名:Daphne odora  

ジンチョウゲ(沈丁花) ジンチョウゲ科ジンチョウゲ属

中国原産で観賞用に植栽される常緑小低木。

高さ1m以下。葉は互生。葉身は長さ4-9cmの長楕円形または倒披針形。縁は全縁。表面は濃緑色で光沢があり、両面とも無毛。枝先に強い芳香のある花を頭状に多数付ける。花は形態的には両性だが、結実する株としないものがあり、雌雄別株とされる。萼筒は長さ約8mm、先は4裂し、外面は紅紫色で無毛、内面は白色。外面も白い品種がある。
花期は2-4月。
果実は液質の核果。球形で赤色に熟し、有毒。日本では結実する株は稀。

※ 名は、香木の沈香のような良い匂いがあり、丁子(ちょうじ、クローブ)のような花をつける木、という意。


主写真撮影日:2016-03-21   撮影地:神奈川県鎌倉市 (植栽)
撮影者:MOMO