サトザクラ

学名:Cerasus serrulata  

サトザクラ(里桜)[別名:ヤエザクラ] バラ科サクラ属

八重咲きになるサクラの総称。特定の品種の名ではない。多くの品種があるが、とりわけよく見る品種としてはカンザンやフゲンゾウ、ヤエベニシダレなどがある。

カンザン(関山)[別名:セキヤマ]
  花は濃紅紫色の大輪。若芽は赤茶色。成葉は長さ7-15cm、幅4-8cmの楕円形~倒卵形。
  花弁は20-45個、先端は不揃いに切れ込み、不規則に捻れる。雄蕊は2個あり、普通は葉化している。
  萼片は全縁。
フゲンゾウ(普賢象)
  若芽は紅紫色を帯びた褐色。成葉は長さ8-16cm、幅4-8cmの楕円形~倒卵形。
  花は始めは紅紫色で、後には殆ど白色になる。
  花弁は21-50個。
  萼片は鋸歯があり、反り返る。
ヤエベニシダレ(八重紅枝垂)
  枝垂れ桜で、花弁は普通15-20個、稀に30個ほどのものもある。

※ 学名は、Y-listに依ったが、サトザクラは園芸種全般を指す意味でも使われ、その場合は八重の品種に限らない。また学名も単一にはなり得ないため、不確定な部分がある。


主写真撮影日:2014-04-17   撮影地:東京都八王子市 (植栽)
撮影者:MOMO