オウバイモドキ

学名:Jasminum mesnyi  

オウバイモドキ(黄梅擬)[別名:ウンナンオウバイ] モクセイ科ソケイ属

中国西南部原産で、観賞用に植栽される常緑の半蔓性低木。

樹高は2-3m。茎は根元から多数分枝し、上部で枝垂れる。若い茎は緑色で断面は四角形。低い稜があり、太くなるにつれて断面は円形になる。葉は対生で3出複葉で、小葉は長楕円形で無毛、縁は全縁。頂小葉は長さ5cm前後。花は黄・橙色で、径4-5cm。花冠の上部が6-12分裂し、開花に従い2重花弁になる。基部は合着して筒状。花の中心から小さな旗弁(雄蕊が花弁化したもの)が出るものがある。また旗弁が肥大して八重咲き状になるものもある。
花期は3-4月。
不稔で種子はできない。

※ 名は、花が江戸時代に渡来した黄梅に似ることから。
 ソケイ(ジャスミン)属だが、芳香はない。
 [近縁種]
  オウバイ:落葉低木で、葉の展開前に、径2-2.5cmの一重の黄花を開く。


主写真撮影日:2015-01-10   撮影地:神奈川県横浜市南区 横浜こども植物園 (植栽)
撮影者:MOMO