センリョウ

学名:Sarcandra glabra  

センリョウ(仙蓼、千両) センリョウ科センリョウ属

本州の東海地方と紀伊半島、四国、九州・沖縄の、暖地の林内に生育する常緑小低木。

樹丈は50-100cm。葉は対生、葉身は長さ10-15cm、幅4-6cmの長楕円形~卵状楕円形。先は尖り、縁には鋭い鋸歯がある。枝先に小さな花が集まって付く。花には花弁も萼もなく、子房の横に雄蕊が1個付く。
花期は6-7月。
果実は核果。径5-7mmの球形で、12-3月に朱赤色に熟す。

※ 名の起源は不明だが、仙寥花(センリョウカ)とされていたものが、江戸時代後期に縁起を担いでマンリョウ(万両)に対応させて千両となったと言われている。
 庭木や鉢植えで植栽され、赤い実を付けた枝は、正月の床の間を飾る『縁起もの』に使われる。


主写真撮影日:2013-11-17   撮影地:神奈川県横須賀市 馬堀自然教育園(果実)
撮影者:MOMO