シマトネリコ

学名:Fraxinus griffithii  

シマトネリコ(島梣、島戸練子)[別名:タイワンシオジ] モクセイ科トネリコ属

沖縄の山地に生育する雌雄異株の常緑または半常緑の高木。

樹高は10-18m。樹皮は灰褐色。若木の樹皮は滑らかで円形の皮目が多い。葉は対生し、奇数羽状複葉。小葉は2-4対、長さ3-10cm、幅2-4cmの歪んだ長卵形で、先は長く伸びて鈍端、縁は全縁。革質で、表面は光沢があり無毛。若いうちは裏面主脈の下部に開出毛がある。小葉柄は長さ1cmほど。新枝の先や葉腋から大形の円錐花序を出し、白い小さな花を多数付ける。花序には短毛が密生する。花冠は4全裂し、裂片は長さ2-3mmの線形、基部は僅かに合着する。雄蕊は2個。
花期は5-6月。
果実は翼果。長さ2-2.7cm、幅3.5-5mmの倒披針形。種子は細長く赤褐色。

※ 島=沖縄などの南西諸島にある、トネリコの意。
 街路樹や公園樹として植栽される。


主写真撮影日:2015-12-16   撮影地:神奈川県相模原市南区 古淵鵜野森公園 (植栽、果実)
撮影者:MOMO