リョウメンシダ

学名:Arachniodes standishii  

リョウメンシダ(両面羊歯) オシダ科カナワラビ属

北海道・本州・四国・九州の、やや暗い林床に生育する常緑のシダ植物。特にスギ林では一面に群生することがある。

丈は60-150cm。根茎は短く這う。葉柄は長さ20-40cm、基部は黒色、鱗片は淡褐色、全縁。葉身は長さ40-70cm、幅15-30cm、 3-4回羽状複生。葉質は紙質、淡緑色。羽片に皺があり、全体に縮み皺があるように見える。胞子嚢群(ソーラス)は葉の下部中央から外に向かって順番に、中肋寄りに付く。包膜は円腎形。胞子嚢群を付けない部分は、葉の表裏の区別が付け難い。

※ 名は、葉の表裏の葉質がよく似ていることから。


主写真撮影日:2015-03-05   撮影地:神奈川県横浜市金沢区 朝比奈切通
撮影者:MOMO