学名:Dennstaedtiaceae  

コバノイシカグマ科

大葉類ウラボシ目に属するシダ植物。
中型から大型のシダ類。根茎は横に長く伸びて管状中心柱を持つものと、直立して網状中心柱を持つものとがある。根茎には毛があるが、鱗片を持つものもある。大半の属では葉柄の基部に1-数個の腋外芽が形成され、これは伸び出すことで根茎が分枝をする。葉と根茎の間には関節はなく、葉には毛がある。葉は単羽状から数回羽状複葉間であり、葉質は様々だが多肉質にはならない。葉脈は羽状に分枝して遊離するが、稀に遊離小脈のない網状脈を作る。胞子嚢群は葉脈の先端に生じ、葉の縁に出るか、葉の縁近くの面に出る。包膜はコップ状のものが多いが、包膜のないものもあり、また葉の縁が反転して偽包膜を作る。胞子嚢は基部が輪から次第に成熟する順熟か、成熟時期がバラバラの混熟で、側糸が混じる例もある。
全地球的には、熱帯を中心に分布し、9属200種程存在する。
日本では6属が生育する。