ヤナギハナガサ

学名:Verbena bonariensis  

ヤナギハナガサ(柳花笠)[別名:サンジャクバーベナ] クマツヅラ科クマツヅラ属

南アメリカ原産で、観賞用に栽培され、野生化して北海道・本州・四国・九州の各地の空き地や道端などに生育する多年草。

丈は1-1.5m。茎は直立し、断面は四角形で、中空。葉は対生し、長さ7-15cm、葉の幅は先までほとんど変わらず、葉の基部が茎を抱く。若葉では中央部の幅が最も広い。穂状花序は5-15mmと短い。花冠は長さ5-6mm、幅4.3-5.5mm、花冠が花序から長く突き出る。花冠、萼、苞、花柄には長い白毛と短い腺毛が密生し、粘る。萼は長さ3-3.5mm、苞も長さ3-3.5mm。
花期は6-10月。
果実は4分果。分果は長さ1-1.5mm。

※ 名は、葉がヤナギの葉のように細いことから。
 [近縁種]
  シュッコンバーベナ :草丈が低く、葉に鋭い鋸歯がある。苞が萼より明らかに長い。
  アレチハナガサ   :花冠が小さく、花冠の筒部があまり突き出ない。葉の基部も楔形で茎を抱かない。
  ダキバアレチハナガサ:葉の基部は茎を抱く。茎が中実であり、花冠が小さく、花冠の筒部が短く、萼に腺毛がない。


主写真撮影日:2012-10-04   撮影地:東京都町田市 (植栽)
撮影者:MOMO