タイトゴメ

学名:Sedum japonicum subsp. oryzifolium   

タイトゴメ(大唐米) ベンケイソウ科マンネングサ属

関東地方以西の本州・四国・九州の、海岸の岩上や崖などに生育する常緑の多年草。

丈は5-10cm。茎は多肉質で地表を這い、多数の直立する枝を分ける。葉は互生し、多肉質で円柱状倒卵形、長さ3-7mm、幅2-3mmと小さい。側枝の先に集散花序を出し、黄色の径約1cmの花を3-10個開く。裂開する前の葯の色は黄色。萼は基部から離生し葉と同様に緑色で肉質。主茎の先には花を付けない。また、花を付けない枝の葉は赤みを帯びることが多い。
花期は5-7月。
果実は袋果で、星形になり、種子は線形。

※ 名は、大唐米は室町時代に中国から伝わった米に葉の形状が似ていることから。
 [近縁種]
  オカタイトゴメ :街路の花壇や道端、宅地周辺、街中の畑地の縁などに生育する。
           タイトゴメより全体にやや小さく、葉は長さ3mm程度の長楕円形で先は丸く、粒状の突起がある。
  メノマンネングサ:葉が互生し、長さ6-18mmの円柱形で鈍頭、粒状の突起が無い。葯は黄色~橙黄色。


主写真撮影日:2015-11-22   撮影地:神奈川県三浦市 (草姿)
撮影者:MOMO