オキナワスズメウリ

学名:Diplocyclos palmatus  

オキナワスズメウリ(沖縄雀瓜) ウリ科オキナワスズメウリ属

トカラ列島の口之島以南の琉球列島の、石灰岩地の日照の良い林縁などに多く生育する蔓性1年草。鑑賞用にも栽培される。

葉は心形で、さ、幅は共に10cm程、大きく掌状に5または7中裂する。裂片は卵形~卵状披針形、先端は尖り、縁は細かな鋸歯がある。葉柄は長さ3-5cm、葉質は軟らかい表面はざらつく。巻きひげは途中で2分する。雄花と雌花があるが雌雄同株。雄花と雌花は同一の葉腋から複数が束のように生じる。雌雄とも花は白で小型、径は1cmほど、萼も花冠も5裂し、裂片は広鐘形、縁はなめらか。雄花の花糸は短い。雌花には仮雄蘂が3個あり、柱頭は3個でそれぞれ2裂する。
花期は5-10月。
果実は球形で径2cm、白の縦線があり、熟すと赤くなる。

※ スズメウリとは別属。果実は有毒。
 


主写真撮影日:2013-11-14   撮影地:神奈川県相模原市南区 (果実、植栽)
撮影者:MOMO