オカメザサ

学名:Shibataea kumasaca  

オカメザサ(阿亀笹) イネ科オカメザサ属

日本原産だが、自生地は不明。関東地方以西で、グランドカバー用などに広く栽培され、逸出も見られる。

丈は1-2m、径は3-4mm。稈は芽溝が深く広いため、断面は半月形に近い。枝は1節から3-5個出る。枝はごく短く、節が2個あり、先端に葉が普通1個、稀に2個付く。葉身は長さ6-10cm、幅2-2.5cm。裏面には軟毛が密生する。枝先に直接葉が付き、葉鞘はない。
稀に初夏に花序を束生する。花は緑黄色、束生する小穂は3花からなる。雄蕊3個、葯は細長い。花柱は3裂する。

※ 名は、東京の神社の祭りの時に、オカメの面を付けて売っていたことから。
 名にはササがあるが、日本産で最も小形の竹類(稈鞘(タケノコの皮)が成長してすぐ脱落するものがタケ類、残存するものがササ類)


主写真撮影日:2015-10-12   撮影地:神奈川県横浜市泉区 泉山王森公園
撮影者:MOMO